渡星二週間〜お仕事編〜
早いものでシンガポールに来て二週間が経ちました。
9月1日はイスラム教のハリラヤハジという祭日があり、
9月8日はハングリーゴーストフェスティバルという中国系のお祭りがあったため、
多民族国家であることを改めて感じることができました。
来月にはヒンドゥー教の祭日もあるようなので、何か発見したらお知らせしたいと思います。
以下、会社で行ったハングリーゴーストフェスティバルの写真です。
日本のお盆のように先祖の霊に食べ物をお供えし、お祈りをします。
少し異なるのは、お金に見立てた紙をみんなで燃やすという点です。
⇒みんなでお線香を持って、空と祭壇にお辞儀をしてお祈りを捧げます。
⇒このような擬似紙幣を燃やします。形や大きさも様々ありました。
⇒一連のお祈りが終わると、みんなでお供え物を食べます。ランブータン(赤い毛の生えた果物)を食べたことがないと伝えたら、余りを全部食べるよう渡されました笑
さて前置きが長くなりまりましたが、前回の記事で宿題になっていた仕事について今回はお伝えしたいと思います。
まず、オフィス環境についてです。
シンガポールのオフィスは弊社の販売拠点の一つで、倉庫も併設されています。
従業員は30名ほどおり、日本人は私を除くと出向者の男性が2名(現地社長と営業)のみです。残りはシンガポール人と一部マレーシア出身の人になり、職場では英語または中国語(北京語)が共通言語として使用されます。ただ、現地スタッフ同士の場合は基本的に中国語で話すことが大半のためオフィスで最も耳にする言語は中国語になります。英語が使用されるのは現地社員と日本人社員が一緒に話すときくらいかな、という印象です。日本人同士で話すときは日本語で話しますが、業務上の関わりがそれ程ないため、話すとしてもお互い一週間に一度くらいしかありません。
次に私が行っている仕事についてです。
現在は営業事務として、製品と部品の見積書の作成〜出荷・購買に係る処理を担当しており、先輩現地スタッフ2名から指導を受けております。
もちろん、まだまだ見習い中のためダミーサーバーで過去の取引データを手順通りに入力できるよう練習している時間が大半です。二週目に入ってからは簡単な案件に限り、一日一件くらい実際の取引を処理させてもらう機会も頂いています。
なお現地のソフトウェアは日本と異なるものを使用しておりますが、これまで同種の業務に携わっていなかったため、優劣や難易度の比較はできません。残念!
また今週末に弊社でイベントを開催するため、参加確認の電話連絡も一部任されており、着任2日目からガッツリ電話応対もしております。
今のところ初めて取り組む仕事や体験ばかりで、新入社員に戻ったような気持ちで日々過ごしているというのが率直な感想です。
特に見積書の作成や出荷・購買業務は、貿易実務も並行して勉強していることもあり、新しい知識が増えていくのがとても楽しく、日々できることが増えていく点に達成感を覚え満足しております。
ただし、全てシングリッシュで説明される点を除けば・・・。
ご存知の方も多いかと思いますが、シンガポール人の話す英語はシングリッシュという造語ができるくらいに独特な英語を話す方が多いです。
私がこれまでに感じたシングリッシュの特徴としては、
1.早口
⇒とりわけ女性は早口の人が多いです。
2.言葉のリズムやアクセントが中国語っぽい
⇒文字で表現しにくいですが、単語や文の後半を強調して話す人が多いです。
中国語かな?と思っていると実は英語だったということが多々あります。
3.単語の発音が違う
⇒later(レイター)が”リタ”だったり、bean(ビーン)が”ビン”だったり。長音(伸ばす音)は使用されない確率が高いです。
あとは単語末の子音も発音されない確率が高いです。need(ニード)が”ニッ”となったり。
4.文法は無視
⇒Where do you go?(どこいくの?)と聞くときにyou go, where?と言われるなど。
あとは単語のみしか言わないなど。”Can,Can”など。
5.オリジナルな単語
⇒有名な話ですが、lah(ラ)が文末にくっついてきます。OK lah(オケラ)とか。
そのほかにもmakan(食べる)とかjalan(道)とか。マレー語や中国語由来の言葉もよく使われます。
ちなみに当ブログのジャランジャラン(jalan jalan)はお散歩という意味になります。
以上のような理由から私にとってシングリッシュはとても聞き取りづらい(理解しづらい)ものとなっております。現状、現地スタッフの発言内容は2〜5割程度しか理解できません。(それでも初めてでそれだけ分かれば十分だと、先輩駐在員から慰めてもらいましたが・・・・)そのため、日本語で説明されれば一度で理解できる内容でも何度も聞き直したり、マニュアルで確認する時間が多いため中々前に進めないでいます。
こればかりは慣れと自助努力でカバーするしかないとはいえ、ツライところです。
仕事をうまくこなしていくにはまだ時間がかかりそうですが、早く一人前になって成果を見せることができるよう励みたいと思います。
次回は休日の過ごし方や普段の生活について、ご報告出来ればと思います。
では、今週もお仕事頑張りましょう!