渡星一ヶ月〜振り返り〜
シンガポールに来て一ヶ月が経ちました。
この一ヶ月で同じ部署に中途社員も二人入り、新参者とはもう言えないようになりました。
とはいえ、月日が経つのは本当に早いものでもう一ヶ月経ってしまったのかと内心焦っております。
一応、現在の部署でのカリキュラムも一通り終わったこともあるので振り返りをしたいと思います。
この一ヶ月の感想
▼良くなったこと
① 英語
劇的な変化はありませんが、それでもやはり英語力は向上していると感じます。
特に電話応対は当初避けて通りたいと思っていましたが、数をこなすうちに抵抗感もやわらぎました。
日本に居た頃は海外から電話がくると早口でJust a moment pleaseと言って英語のできる同期に電話を回していた自分ですが、現在はとりあえず用件と誰に取り次ぐかまでは把握して転送できるようになりました。
まぁ、5件に一回くらいはまったく分からず同僚に助けてもらっていますが・・・。
また、当初からネックであったシングリッシュについても同じ部署の人間であればある程度聞き取れるようになりました。
仕事の流れが分かるようになったのも大きな要因かな、と思います。
当初3割くらいの理解から5割前後は分かるようになったかなーという感覚です。
(残りはフィーリングと分かった振りしてうんうん、と言っています。)
② 仕事
着任時から現在まで変わらず貿易業務をしています。これまでの仕事とまったく畑違いの仕事で、当初は基本的な用語も分からず苦労しておりました。今は仕入れから搬入、見積もりから搬送まで一通り処理の流れを学んだこともあり、指示や説明も分かるようになってきました。細かい内容についてはよく分からなかったり、聞き逃しもありますが、それは逐一聞いたり指摘された箇所をメモって補完しています。(ここら辺は日本で仕事していたときと感覚的には変わりませんね)
▼まだ慣れないこと
① 環境
暑さに対する抵抗力はついたようで、最近は朝晩涼しいなと感じるくらいです。
慣れないのは冷房の強さ。日本では25度くらいが基本設定かと思いますが、シンガポールでは17度が基本設定です。
出勤時にバスから降りるといつもメガネが曇ってしまいます笑
寒暖差が激しいので快適にすごせる服装をいつも模索しています。電車とモールが寒すぎてこちらのユニクロでパーカーを買ってしまい、手放せません笑
② 食べ物
食事は慣れていないというよりも飽きました。ホーカーセンターやフードコートの食事は多少の違いはあれ、メニューはほとんど同じで構成要素もライス又は麺+肉ばかり。(日本の感覚で言うと、牛丼かラーメンかカレーしか選択肢が無いみたいな)
現地スタッフにも日本の食事はヘルシーなんでしょ?良いわね。と言われるくらいです。野菜、魚、乳製品が主食だった自分にはわりとつらいです。今は朝と夜は自宅でサラダや果物を食べて、ランチはホーカーで済ますというのがパターンです。
日本に帰ったらとりあえず、お寿司を食べに行きたい。
▼10月の目標
① 英語
リスニングとライティングは向上してきたものの、スピーキングはこのままではダメだと思っています。
自分の中で即座に出てくる表現のストックが少ないので、自分の考えをちゃんと伝えられない現状は結構ストレスだな、と。
地道に勉強して語彙力と表現力を身につけていきたいと思います。
② バスとUberの活用
MRT(電車)は便利で主だった場所(雑誌に載っているような観光地)にはアクセス可能ですが、郊外や南北に移動する時は車のほうが便利だったりします。ちなみに、最近はタクシーよりuberやgrabのほうが人気のようです。私も登録したので早く使ってみたいです。
③ 体調管理
実はこの一ヶ月で二度風邪を引いてしまいました。仕事にも支障が出るし、何より異国で体調が悪いのはとてもつらいので今後は風邪をひかないように体調管理をちゃんとしたいと思います。
まだまだ課題も多く、残り二ヶ月で成果を残せるのか不安もありますが、せっかくの機会なので仕事もプライベートも積極的に行動できればと思います。
渡星三週間〜週末アクティビティ〜
先週は会社のイベントが金曜にあったため、社内全体が準備に追われバタバタとしておりました。
また日本からも出張者が来ており、見知った顔の方達ということもあり少しホッとすることができました。日本語で会話できるの素晴らしい!!笑
当日はあいにくのサンダーストームで大成功というわけには行きませんでしたが、多くのお客様にお越しいただき、製品説明を一緒に聞いて勉強させてもらいました。
こちらの会社でもまだ2回目の試みということで、貴重な体験ができたことを嬉しく思っております。
Weekdayは慌ただしく過ごしておりましたが、週末は一転して職場の人達とシンガポール北部にあるubin島に遊びに行き、リフレッシュしてまいりました。
島内を自転車で周り、ドリアン林や海岸沿いを歩いて探索したりと久しぶりに自然を満喫。職場の人とも距離が縮まったかな?と感じられ、濃い一週間を過ごすことができました。
以下、スナップショット。
⇒Pulauは島という意味らしいです。
⇒島は港から船で10分程度。日本の初島に雰囲気似ているなぁと思いました。
⇒島の向かいはチャンギ空港。飛行機がバンバン着陸するので見ていて飽きません。
⇒野生の猿や猪もいます。襲われないか皆んなでビクビクしながら撮影。
⇒ほとんど未舗装の道で完全にオフロードコース。ママチャリに毛が生えた程度のMTBでは辛かった。
⇒自撮りに勤しむ弊社女性陣。納得いくまで撮り続けるので、男性社員は「ほっといて先に行こう」と呆れていました。どこの国の女性も変わりませんね。笑
前回の記事で宿題にしていた日常生活や食事については、ある程度写真とネタがストックできたら追ってご報告させて頂きます。
とりあえず、今回は簡単な近況報告ということで。
渡星二週間〜お仕事編〜
早いものでシンガポールに来て二週間が経ちました。
9月1日はイスラム教のハリラヤハジという祭日があり、
9月8日はハングリーゴーストフェスティバルという中国系のお祭りがあったため、
多民族国家であることを改めて感じることができました。
来月にはヒンドゥー教の祭日もあるようなので、何か発見したらお知らせしたいと思います。
以下、会社で行ったハングリーゴーストフェスティバルの写真です。
日本のお盆のように先祖の霊に食べ物をお供えし、お祈りをします。
少し異なるのは、お金に見立てた紙をみんなで燃やすという点です。
⇒みんなでお線香を持って、空と祭壇にお辞儀をしてお祈りを捧げます。
⇒このような擬似紙幣を燃やします。形や大きさも様々ありました。
⇒一連のお祈りが終わると、みんなでお供え物を食べます。ランブータン(赤い毛の生えた果物)を食べたことがないと伝えたら、余りを全部食べるよう渡されました笑
さて前置きが長くなりまりましたが、前回の記事で宿題になっていた仕事について今回はお伝えしたいと思います。
まず、オフィス環境についてです。
シンガポールのオフィスは弊社の販売拠点の一つで、倉庫も併設されています。
従業員は30名ほどおり、日本人は私を除くと出向者の男性が2名(現地社長と営業)のみです。残りはシンガポール人と一部マレーシア出身の人になり、職場では英語または中国語(北京語)が共通言語として使用されます。ただ、現地スタッフ同士の場合は基本的に中国語で話すことが大半のためオフィスで最も耳にする言語は中国語になります。英語が使用されるのは現地社員と日本人社員が一緒に話すときくらいかな、という印象です。日本人同士で話すときは日本語で話しますが、業務上の関わりがそれ程ないため、話すとしてもお互い一週間に一度くらいしかありません。
次に私が行っている仕事についてです。
現在は営業事務として、製品と部品の見積書の作成〜出荷・購買に係る処理を担当しており、先輩現地スタッフ2名から指導を受けております。
もちろん、まだまだ見習い中のためダミーサーバーで過去の取引データを手順通りに入力できるよう練習している時間が大半です。二週目に入ってからは簡単な案件に限り、一日一件くらい実際の取引を処理させてもらう機会も頂いています。
なお現地のソフトウェアは日本と異なるものを使用しておりますが、これまで同種の業務に携わっていなかったため、優劣や難易度の比較はできません。残念!
また今週末に弊社でイベントを開催するため、参加確認の電話連絡も一部任されており、着任2日目からガッツリ電話応対もしております。
今のところ初めて取り組む仕事や体験ばかりで、新入社員に戻ったような気持ちで日々過ごしているというのが率直な感想です。
特に見積書の作成や出荷・購買業務は、貿易実務も並行して勉強していることもあり、新しい知識が増えていくのがとても楽しく、日々できることが増えていく点に達成感を覚え満足しております。
ただし、全てシングリッシュで説明される点を除けば・・・。
ご存知の方も多いかと思いますが、シンガポール人の話す英語はシングリッシュという造語ができるくらいに独特な英語を話す方が多いです。
私がこれまでに感じたシングリッシュの特徴としては、
1.早口
⇒とりわけ女性は早口の人が多いです。
2.言葉のリズムやアクセントが中国語っぽい
⇒文字で表現しにくいですが、単語や文の後半を強調して話す人が多いです。
中国語かな?と思っていると実は英語だったということが多々あります。
3.単語の発音が違う
⇒later(レイター)が”リタ”だったり、bean(ビーン)が”ビン”だったり。長音(伸ばす音)は使用されない確率が高いです。
あとは単語末の子音も発音されない確率が高いです。need(ニード)が”ニッ”となったり。
4.文法は無視
⇒Where do you go?(どこいくの?)と聞くときにyou go, where?と言われるなど。
あとは単語のみしか言わないなど。”Can,Can”など。
5.オリジナルな単語
⇒有名な話ですが、lah(ラ)が文末にくっついてきます。OK lah(オケラ)とか。
そのほかにもmakan(食べる)とかjalan(道)とか。マレー語や中国語由来の言葉もよく使われます。
ちなみに当ブログのジャランジャラン(jalan jalan)はお散歩という意味になります。
以上のような理由から私にとってシングリッシュはとても聞き取りづらい(理解しづらい)ものとなっております。現状、現地スタッフの発言内容は2〜5割程度しか理解できません。(それでも初めてでそれだけ分かれば十分だと、先輩駐在員から慰めてもらいましたが・・・・)そのため、日本語で説明されれば一度で理解できる内容でも何度も聞き直したり、マニュアルで確認する時間が多いため中々前に進めないでいます。
こればかりは慣れと自助努力でカバーするしかないとはいえ、ツライところです。
仕事をうまくこなしていくにはまだ時間がかかりそうですが、早く一人前になって成果を見せることができるよう励みたいと思います。
次回は休日の過ごし方や普段の生活について、ご報告出来ればと思います。
では、今週もお仕事頑張りましょう!
渡星一週間〜住居編〜
会社の研修で8月27日からシンガポールに滞在しております。
ちょうど今日でシンガポールに来て一週間が経ちました。
仕事や生活面はまだまだ手探りのところが多いですが、
備忘録と次回以降の研修のため、定期的に記録を残していきたいと思います。
▼今週の出来事ダイジェスト
・渡星〜住環境は最高〜
▼渡星〜住環境は最高〜
8月27日の朝の便でシンガポールにやってまいりました。
フライトは7時間で現地には15時到着です。(日本との時差はマイナス一時間)
⇒フライトは評判の良いシンガポール航空です。
⇒機内食でまさかのうなぎ!多くの人がFish(うなぎ)を選択されていましたよ笑
入国手続きでは滞在日数を90日と書いていたので理由を聞かれました。
Job Trainingだと答えるとLetter(IPA)を出すように求められ、内容を訂正されます。
おそらくTraining Passを申請予定である旨を追記されたのだと思います。
それ以外には特に問題なく、指紋を登録して入国です。
内心、止められた時はドキドキしていましたが・・・笑
とりあえず、研修で渡星する場合はIPAをイミグレーションで提出できるよう手荷物に入れておく旨を申し送り事項に追加したいと思います。
無事に入国した後は先輩駐在員の方が空港まで迎えに来てくれていたので、
合流して車で住居へ移動。会社と住居はシンガポール西部の工業地域にあります。
東京で言うと大田区蒲田みたいな感じですかね?
家に到着後は管理会社の人に設備の説明を受けたら引き渡しです。
住居は分不相応なタワーマンションで、警備員・プール・ジム・バーベキューピット等々が付いていて大変快適です。
こんな素敵な家に住めるならずっとシンガポールに住みたい!とこの時までは思っていました・・・。(お仕事編に続く)
以下、写真
⇒マンション外観(住んでいるのはおそらく真ん中の棟の9階です)
⇒リビング。テレビ、テーブル、ソファまで備え付け。広さも6帖くらいあります。
⇒ベッドルーム。ベッドはなぜかクイーンサイズ。大きすぎる・・・。
⇒お風呂はシャワーのみ。ホテルライクで清潔感もあって良いです。
⇒キッチンは必要な家電、道具は一揃えされているので自炊もできます。
⇒一応、インフィニティプール。先輩宅も同じ仕様らしいので流行っているのかと。
⇒夜も欧米人が泳いでいます。
⇒ジムはコンパクトですが、筋トレも有酸素運動も可能です。
⇒基本的に常に誰か運動しています。日中は暑くて外に出られないのでジムで運動するしかない。